
「会議とメールだけで、一日が終わってしまった。」
「急な仕事が入り、元々やる予定だったことが何もできなかった。」
「営業のやり方を見直さないといけない。」
「AIも勉強しないといけない。」
「新しいサービスも考えたい。」
そう思いながらも、
今日も手を付けられなかった。
そんな日はありませんか。
でも、少し考えてみてください。
本当に「忙しかった」からでしょうか。
もちろん、本当に忙しい日もあります。
お客様から急な連絡が来る。
トラブルが発生する。
納期が迫る。
その対応は避けられません。
しかし、
それだけが理由でしょうか?
「営業を見直さないといけない。」
そう思ったのは、今日が初めてではないはずです。
「AIを勉強しないと。」
そう考え始めたのも、昨日今日ではないでしょう。
それでも、一週間が過ぎ、一か月が過ぎ、
気が付けば半年が過ぎている。
そんな経験はありませんか。
実は、私自身にもあります。
「今日は未来のことを考える日にしよう。」
そう決めていたのに、気付けば経費精算をし、
収支を確認し、メールを返し、一日が終わっていた。
もちろん、それらも必要な仕事です。
でも、
本当に今日やるべき仕事だったのでしょうか。
人は「今日終わる仕事」を選ぶ
営業戦略を考える。
新しいサービスを企画する。
AIをどう活用するか検討する。
採用や育成の仕組みを考える。
どれも会社にとって重要な仕事です。
しかし、これらには共通点があります。
答えがありません。
「これで正しい」と言える基準もありません。
成果が出るのも、数か月後かもしれません。
一方で、目の前の仕事はどうでしょう。
メールを返せば受信箱は減ります。
見積書を出せば一つ終わります。
会議に出れば予定は消えます。
仕事をした実感があります。
だから私たちは、
無意識のうちに「今日終わる仕事」
を選んでしまいます。
怠けているわけではありません。
未来を考える仕事は、緊急度が低く、
思考パワーを必要とし、達成感を感じにくい
のです。
ですから、
人は本能的に、避けたくなるのです。
後回しにしがちなのです。
その選択は、半年後に返ってくる
では、
「今日終わる仕事」ばかり続けると、
何が起きるのでしょうか。
- 目先の案件ばかり対応していたら、
新規のお客様が来なくなった。 - AIへの取り組みを後回しにしていたら、
「AIを活用できない会社には発注しない」
という取引先の方針が示された。 - 長年磨いてきた技術が、
新しい技術によって一気に価値を失った。 - ある業界に集中していたら、
市場そのものが縮小し始めた。 - 気付けば、日銭を稼ぐための仕事がメインになり、
本当にやりたかった仕事を考える余裕がなくなっていた。
どれも、ある日突然起きたわけではありません。
変化は少しずつ起きていたはずです。
ただ、
その変化を考える時間を持てなかっただけです。
未来は、
ある日突然悪くなるのではありません。
「未来を考える時間」を毎日少しずつ失った結果
として現れるのです。
自分の中のCEOとCOO
大企業では、会社を動かす人と、
会社の未来を考える人が分かれています。
COOは、今日会社を回します。
CEOは、会社をどこへ向かわせるかを考えます。
ところが、
小さな会社では、
その二つを社長一人が担っています。
では、今日のあなたは、
どちらの仕事をしていたでしょうか。
COOとして、お客様対応をしていたでしょうか。
それとも、
CEOとして会社の未来を考えていたでしょうか。
おそらく、多くの日はCOOで終わります。
それは悪いことではありません。
会社を回さなければ、明日はありません。
しかし、COOの仕事だけを続けていても、
会社は「回る」だけです。
変わることはありません。
だからこそ、
自分の中でCEOとCOOを
意識的に分ける必要があります。
「今は会社を回す時間。」
「今は会社の未来を考える時間。」
そう区切るだけでも、
時間の使い方は変わります。
未来は、
空いた時間に作られるものではありません。
意識して確保した時間からしか生まれないのです。
さて、一日を振り返ってみてください。
あなたが今日取り組んだ仕事の中に、
「未来を作る仕事」は、どれくらいありましたか。
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