事例

ビジネスモデル変革事例

● 小規模SI企業

課題
  • スーパーエンジニアである社長への技術面・営業面での依存度が高く、社長なしで事業が回らない。
  • 高齢社長の後継者が育っていない。
  • 業界の業務はほぼ同じであるにも関わらず、個社毎にカスタム開発
  • 人月単価商売
変革内容
  • 社長の知識・経験を棚卸し、「商品」「導入方法論」として整備。社長以外でも販売、導入が可能に。
  • 一部機能を「半製品化」し、個別開発ボリュームを削減。
  • 営業を専門家にアウトソースし、社長は「製品化」、「後継者育成」に集中。

● AIエージェント提供会社

課題
  • 大手ITベンダーでAIを研究をしていたエンジニアが創業。
  • 高い技術はあるものの、販売面で苦戦。
  • 適用領域を全方位にしていた。
変革内容
  • プロマネ領域でも、高い知見を有していたため、プロマネAIエージェントに特化することを決断、商品パッケージ化。
  • それに合わせて、ターゲット顧客を明確化。
  • 並行して、新規顧客獲得に向けたマーケティング施策推進中。

● スポーツ指導員育成コンサルティング

課題
  • 公立中高の部活指導の民間委託が進む中、自治体から民間指導員への“ジェネラル”教育の講師派遣依頼が殺到。
  • 「講師」は、1日程度の単発仕事であり、かつ自治体の規定金額は極めて低額なため必ずしも割のいい仕事ではない。
変革内容
  • 既存の研修内容、文科省のガイドなど元に、「委託先指導員教育カリキュラム」を商品化。
  • 講師派遣ではなくカリキュラムとして販売し、各自治体職員でも、指導員教育が可能に。
  • 講義に参加せずに、携帯から随時学習できる動画コンテンツ化を推進中。

● 社会保険労務士事務所

課題
  • 大手法人から個別法人として分離独立。それを機に、抜本的な仕事のやり方を見直したい。
  • 企業の人事業務外注化の流れにより、社労士への需要は旺盛。
  • ただし、専門人材の不足は業界課題であり、効率化は喫緊のテーマ。
変革内容
  • ターゲット主顧客を、エンド企業から給与システムベンダーに変更。
  • 社会保険申請書類のチェック、精度変更への対応、アドバイス業務などに、AIを導入することを決定。
  • 「AI化」自体が差別化に貢献するとの目論見。
  • 給与システムベンダー、計算会社や税理士とのアライアンス、メールマガジンなど、基本的な集客の取り組みを開始。

● 大手コンピュータ機器

課題
  • 見込在庫型の生産モデルにより、製品間の需給にバラツキ
  • 需要予測との乖離による在庫過多・欠品の同時発生
変革内容
  • 受注生産モデルへの転換
  • クリティカル部品の供給量に合わせた計画(部品レベル生産計画)
  • 余剰部材を中心に組み立てた「お買い得モデル」への誘導

● 大手外資コンピュータ機器

課題
  • 競争環境の激化により販売低下傾向
  • 価格・取引条件で他社に負けているとの仮説
  • 原因究明のためディストリビューターヒアリング実施
変革内容
  • 調査の結果、価格・取引条件にはあまり差がなかったが、ある1社が投入した「ディストリビューター向け見積もりサイト」のユーザビリティが高く、そのメーカーに案件が流れていることが判明。
  • 同種のツールを投入すると同時に、価格・取引条件への高い依存を見直し。

● 中堅コンビニエンスストア

課題
  • 繁忙時の決済処理時間の短縮が課題。
  • 繁忙時の発注業務の負荷が高く、かつ経験のある店員でないと精度の高い発注ができなかった。
変革内容
  • 店舗での発注作業をやめ、すべてシステム計算による自動発注に変更し、属人性を排除。
  • その他、省人化・脱属人化をコンセプトに、店員が販売に集中できる仕組や、セルフレジ導入による決済可能数を拡大。

● 中堅SI企業

課題
  • 高齢社員の大量退職・若手採用困難による抜本的効率化要求
  • 開発業務におけるAIの有効活用要請
変革内容
  • “御用聞”型フルカスタムメイド提案から、標準仕様ベースの提案へ
  • 職人建築型から、プレハブ建築型へ
  • 営業・開発・運用プロセスへのAI全面適用

● 小規模コンサルティング

課題
  • 大手ファームへの高依存(サブコンモデル)
  • 属人性による規模拡大に課題
変革内容
  • 経営者のコンサルティング知識を体系化・プロダクト化
  • 顧客主体に作業を行うセルフサービス型に転換