コラム:『グランメゾン東京』に学ぶプロの姿勢

遅まきながら、木村拓哉主演のドラマ
グランメゾン東京を見ました。

その中で、強く印象に残ったセリフがあります。

「俺たちが本気で考えたレシピが、マネできるわけないだろ」

キムタク演じる天才シェフ・尾花夏樹が放ったこの一言は、
「プロとは何か」を考えさせられる象徴的な台詞でした。

 

店に不満を持ったスタッフが、
店の命とも言えるレシピを他店に流してしまう。

料理の世界では、
致命傷になりかねない事件です。

それが発覚したとき、尾花は問い詰めます。

「あのレシピが他の店に渡ると、
どうなるかわからなかったのか?」

責任を感じたスタッフは、力なく頭を下げます。

「相手は資金力があり、
より良い素材を手に入れられます。
レシピを盗まれたら、グランメゾン東京は負けます」

自分のせいで、
皆の努力が台無しになる。
そう詫びるのです。

空気は重く、
緊張が張りつめます。

しかし、尾花の一言でその空気は破られます。

「お前、本気で舐めてるのか?
俺たちが本気で考えたレシピが、
マネできるわけないだろ」

表面的なレシピを真似たところで、
本当の料理はできない。

そんな、強烈なプロ意識を、
そのスタッフに教えたのです。

 

プロの領域とは何か

なぜ、同じレシピでも、
同じ味にならないのでしょうか。

・火入れの一瞬の判断。
・素材の状態を読む目。
・その日の天気。
・お客さんの好みや体調。
・チーム全体の呼吸。

それらは、
どれだけ丁寧に書いても、
レシピには落とせません。

そこから先が、プロの領域です。

―――――――――――――――――――

さて、ここまでは、
多くの人が気持ちよくうなずく話でしょう。

「そうだ、仕事も同じだ」
「マニュアル通りじゃ勝てない」
「最後はセンスだ」

本当に、そうでしょうか?

 

プロにレシピは不要なのか?

このドラマは、
「天才礼賛」、「レシピ不要論」ではありません。

むしろ、
正反対です。

グランメゾン東京のシェフたちは、
最高の一皿のために、
何百通りもの組み合わせを試します。

失敗します。
捨てます。
やり直します。

感覚だけで
「いけそうだ」とは言いません。

徹底的に試し、
言語化し、定量化し、
再現できる形に落とし込む。

その果てに、
ようやく一つのレシピが完成します。

 

つまり、
プロは、レシピの先にいる。
しかし、レシピの上にしか立てない。
ということです。

 

あなたはプロの仕事ができていますか?

ここで、特に、
独立や起業を考えている方への質問です。

あなたは、
自分の仕事のレシピを持っていますか?

・なんとなく出来ている。
・経験で回している。
・感覚で対応している。
・長い経験がある。

それを、
「プロの仕事」だと思っていませんか。

レシピがない仕事は、
確かに盗まれません。

しかしそれは、
価値が高いからではありません。

ただ、
再現できないだけです。

・積み上がらず、
・人に渡せず、
・顧客にも説明できず、
・検証もできない。

それはプロではなく、
単なる属人作業です。

レシピすらないのに、
「最後は判断力だ」
「本質はセンスだ」

そう語るのは、
逃げです。

プロとは、
感覚で仕事をする人ではありません。

感覚を、レシピとして固定できる人です。

そのうえで、
毎回の状況に応じた判断で、
レシピに「魂」を入れられる人です。

 

まず取り組むべきこと

あなたは今、
レシピの先にいますか?

それとも、
レシピすら持たずに、
プロを語っていませんか?

もし後者なら、
やるべきことは明確です。

自分の仕事のレシピを、作ることです。

それができて、
初めて
プロとしてのスタートラインに立てたと
言えるのではないでしょうか。

 

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