
「言語化が苦手なんです。」
経営者やビジネスマンから、
私はこの言葉を何度も聞いてきました。
本屋に行くと、すぐ分かります。
「言語化」「言葉にする力」「伝える技術」
そんなタイトルの本が、ずらりと並んでいる。
一過性のブームではありません。
それだけ多くの人が、
「うまく言葉にできない」と感じているのです。
言語化とは?
言語化とは、
上手いキャッチコピーを作ることではありません。
「刺さる一言」をひねり出すことでもない。
それは、言語化の一部であって、本質ではありません。
言語化とは、
自分の考えを、他人が理解できる形にすること。
もう少し具体的に言えば、
論理の通った文章に落とすこと。
「結論は何か」
「なぜそう言えるのか」
「その前提は何か」
これらが、きちんとつながっている状態。
それが、言語化できている状態です。
「頭では分かっている…」
よく聞くフレーズがあります。
「頭では分かっているんですが、
うまく説明できなくて…」
私は、この言葉を聞いたとき、
「頭が整理できていないんだな」
と脳内自動翻訳しています。
ある経営者との会話です。
「御社のビジネスを一言で言うと、何ですか?」
と尋ねました。
少し沈黙が流れました。
その後、返ってきたのは長い説明。
話題は、あちこちに飛びます。
間違ってはいません。
ただ、整理されていない。
思いは分かるが、内容は分からない。
言語化が苦手、なぜ?
原因は、能力だけではありません。
現代の「仕事のやり方」自体に原因があります。
仕事の中で、
きちんとした文章を書く機会は、
実はそれほど多くありません。
メールは短文。
チャットは断片。
長文は敬遠されがちです。
そして、定性情報より、数値情報が重視される。
そして、ラスボスはPowerPointです。
箇条書き。
図解。
数表。
グラフ。
複数ページ。
便利です。
分かったような気にもなる。
しかし、思考プロセスは省略されがちです。
PowerPointは思考しない
PowerPoint自体が悪いわけではありません。
問題は、使うタイミングです。
考えが固まる前に、
いきなりパワポを開く。
これは、よくある光景です。
しかも、構成より先に、
色やレイアウトを整え始める。
最近は、AIに曖昧に頼めば、
かっこいいスライドが秒で完成。
「それっぽい資料」はできる。
でも、
「何が言いたいのか」は曖昧なまま。
結果、会議で聞かれる。
「で、結局どうしたいんですか?」
本人も、答えに詰まる。
聞き手は、もっと分からない。
思考のプロセスが欠落し、
断片のつなぎ合わせになりがちなのが、
PowerPointなのです。
言語化で、何が変わるのか
言語化ができるようになると、
まず、頭がすっきりします。
考えが整理されます。
自分が分かっていなかった点にも気づく。
次に、
相手が理解してくれるようになります。
説明が短くなる。
質問が減る。
話が前に進む。
そして、最も大きいのが、
意思決定が速くなることです。
言語化とは、
自分の考えを客観視する行為です。
客観視できると、迷いが減ります。
これは、
経営でも、日々の仕事でも、
非常に大きな武器です。
言語化の秘訣
その一番の方法は、
きちんとした文章を書くこと。
意図的に書く。
逃げずに書く。
頭の中は、複数の事を並列で考られます。
一方、文章は、並列には書けません。
上から下に順番に書くしかありません。
その過程で、思考は整理され体系化されるのです。
それが、文章化のメリットです。
だから、
PowerPointを使わないこと。
まずは、
Wordでも、メモ帳でもいい。
文章で書きます。
最初に、結論を書く。
次に、その理由を書く。
最後に、理由を支える事実を書く。
いわゆる、ピラミッド思考です。
もう一つ、意識してほしいことがあります。
接続詞です。
「なぜなら」
「一方で」
「つまり」
これらを丁寧に使う。
それだけで、
文章の論理は驚くほど明確になります。
言語化の達人になろう!
言語化は、センスではありません。
習慣です。
箇条書きで済ませない。
図解でごまかさない。
頭の中で完結させない。
文章にする。
言葉にする。
他人に伝わる形にする。
まずは一文。短くていい。
日記でも、本の感想文でもなんでもいい。
そこから始めてみてください。
2026年は、
言語化の達人になりましょう!
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